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エージェント

エージェントは、プレイグラウンドを発展させた機能で、より高度な対話やドキュメント参照が可能です。 スペースに登録されたすべてのファイルを対象に検索処理を実行し、従来の RAG チャットを超えた高精度な対話を実現します。

エージェントの主な特徴

高度な検索

  • 検索計画を立て、必要に応じて複数回の検索を自律的に実行します(プランニング対応)
  • 別ドキュメントへの参照をたどるマルチホップ(multi-hop)検索に対応し、関連ドキュメントも自動的に検索対象に含めます
  • 常に検索を行うのではなく、ユーザーとの会話内容から「検索が必要だ」と判断した場合にのみ、自動で RAG(検索拡張生成)を実行します

参照箇所のハイライト表示

  • ドキュメントを参照して回答する際に、ページ内の要素を認識し、高精度な回答を生成します
  • 根拠となった箇所が PDF 上でハイライト表示され、ピンポイントで確認できます
  • 回答の信頼性が向上します

プレイグラウンドとの違い

機能プレイグラウンドエージェント
検索タイミング毎回実行必要時のみ自律的に実行
検索・回答の精度1回の検索で可能な限り回答必要に応じて複数回の検索を実行
設定カスタマイズタグ絞り込み、システムプロンプト等現在は基本機能のみ

使用方法

  1. エージェントの開始: メニューから「エージェント」を選択してください
  2. 質問の入力: チャット欄に質問や知りたい内容を入力してください
  3. 回答と参照の確認:
    • 最終回答の「参照情報の表示」を押下すると、参照されたドキュメント要素の一覧が表示されます
    • AI が生成した回答を確認してください
    • 参照箇所がある場合、PDF 上でハイライト表示されます
    • 要素パネルを開くと、参照された要素の一覧情報が表示されます
  4. 高度な検索:
    • エージェントが必要に応じて自動的に検索を実行しながら、自然な対話を継続できます
    • 必要に応じて検索プランを立て、複数回の検索を自動で実行します
    • 「計画」パネルや「サブタスク」パネルを開くと、エージェントが立てた検索プランや参考にしたドキュメントを確認できます
    • 別ドキュメントへの参照をたどるマルチホップ検索にも対応しています。「Deep Search」を有効にしてください(通常より時間を要します)
要素パネルを閉じた状態
要素パネルを閉じた状態(デフォルト)
要素パネルを開いた状態
要素パネルを開き、参照された要素の一覧情報が表示されている状態
制限事項
  1. 対応ドキュメントについて

    • エージェントは、本機能リリース前に変換されたドキュメントを正しく扱えません
    • 古いドキュメントを検索対象にした場合、参照箇所のハイライトが動作しません。過去の変換結果を削除し、ドキュメントを再変換してください
  2. 現在の機能制限

    • 試験段階の機能のため、タグでの絞り込み、検索上限数の設定、AI モデルの切り替えなどは現在は利用できません
    • 今後のアップデートで拡張予定です

今後の機能拡張

  • 精度や応答速度の向上
  • カスタマイズ可能な設定オプションの対応
  • チャット履歴やレスポンス評価機能の対応

トラブルシューティング

ハイライト機能が動作しない場合

  1. ドキュメントが新しいエージェント対応版で変換されているか確認してください
  2. 古いドキュメントの場合は、削除後に再度アップロードしてください

検索が実行されない場合

  • エージェント機能は必要に応じて自律的に検索を実行します
  • 明示的にドキュメント参照が必要な質問をお試しください
  • プランニングやマルチホップ検索は、質問内容と文脈から必要性を判断します。具体的な用語や文書名、参照関係が分かる記述を含めると有効になりやすくなります

関連機能