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検証チームでファイルを共有しながら検証する

本ページでは、プライベートスペースを利用してチームでファイルを共有しながら検証を行う方法について説明します。 プライベートスペースを使うことで、特定のメンバーのみがアクセスできる検証環境を構築し、機密性を保ちながらチーム検証を実施できます。

前提
  1. 検証対象のPDFまたはOfficeファイルを用意していること
  2. チームメンバーの全員がrokadocアカウントを作成済みであること

プライベートスペースでできること

プライベートスペースを使うことで、以下のようなチーム検証が可能になります:

  • 機密性の保持: 招待されたメンバーのみがアクセス可能
  • 役割に応じた権限管理: 管理者、編集者、閲覧者の3つの権限レベル
  • 共同作業: 複数人で同じドキュメントセットに対してファイル変換、プレイグラウンドやエージェントを利用

ルーム作成者の手順

1. プライベートスペースを作成する

  1. rokadocにログインし、画面左側のサイドバーにマウスオーバーします
  2. スペースパネルの「+ New Space」ボタンを押下し、「新しいスペースを作成する」を押下します
  3. 公開設定で「プライベート」を選びます
  4. スペース名を入力します
  5. スペースの説明を入力します(任意)
  6. 「スペースを作成」ボタンを押下します
  7. 作成されると、スペースIDと2種類のパスワードが表示されます。必ず保存してください。
スペース作成後

2. チームメンバーを招待する

スペース作成時に2種類のパスワードが発行されます:

  • (readonly)パスワード: ファイルの閲覧とプレイグラウンド/エージェントの利用のみ
  • パスワード: 読み込みの権限に加えファイルのアップロード・編集・削除が可能

チームメンバーの役割に応じて、適切なパスワードを共有します:

チームメンバーに以下の情報を共有します:

  • スペース名
  • スペースID
  • 権限に応じたパスワード(パスワードまたは(readonly)パスワード)
  • 参加手順

3. ドキュメントを登録する

  1. スペースパネルを開き、作成したチームに切り替えます
  2. Homeメニューから「ファイルを選択」を押下します
  3. 検証対象のPDFまたはOfficeファイルを選択します
  4. 「アップロード」を押下します
  5. アップロードが完了したら、「実行タスクの進捗」で変換状況を確認します
  6. ステータスが「Succeeded」になるまで待機します(数分〜数十分)

4. タグ付けで整理する(任意)

ファイルが多い場合は、タグ付けで整理することを推奨します:

  1. 「ファイルストア」メニューを開きます
  2. 各ドキュメントの編集アイコンを押下します
  3. 以下のようなタグを追加します:
    • xx仕様書xx設計書xxテスト仕様
    • v1.0v2.0(バージョン管理)
    • 重要度_高重要度_中(優先度管理)

5. プレイグラウンドまたはエージェントで検証する

ドキュメント登録が完了したら、実際に検証を開始します:

プレイグラウンドの場合:

  1. 「プレイグラウンド」メニューを選択します
  2. タグ絞り込み機能を使って検証対象を限定します
  3. 「この仕様書での〇〇の処理手順を教えて」のような質問を入力します

エージェントの場合:

  1. 「エージェント」メニューを選択します
  2. 「設計書に記載されている△△機能の詳細を説明して」と質問します
  3. 回答と共にPDF上でハイライト表示された根拠箇所を確認します

読み取り専用参加者の手順

1. プライベートスペースに参加する

  1. 作成者から共有されたスペースIDと(readonly)パスワードを準備します
  2. rokadocにログインし、画面左側のサイドバーにマウスオーバーします
  3. 左下の「+ New Space」ボタンを押下します
  4. 「既存のスペースを追加」パネルに以下を入力します:
    • スペースID: 作成者から共有されたID
    • パスワード: (readonly)パスワード
  5. 「追加」ボタンを押下します
  6. 参加が完了すると、スペースパネルに新しいスペースが表示されます
  7. スペースパネルから、参加したプライベートスペースを選択します

2. ファイルストアで登録ファイルを確認する

  1. 「ファイルストア」画面を開きます
  2. 登録されているドキュメント一覧を確認します
  3. タグ絞り込み機能を使って、関心のあるファイルを絞り込みます
  4. 各ドキュメントを押下して変換結果を確認できます

3. プレイグラウンドまたはエージェントで検証に参加する

どちらも同じ使用感ですが、エージェントは原本の確認を厳密に行うことができます。

プレイグラウンドの場合:

  1. 「プレイグラウンド」メニューを選択します
  2. タグ絞り込み機能を使って検証対象を限定します
  3. 「この仕様書での〇〇の処理手順を教えて」のような質問を入力します

エージェントの場合:

  1. 「エージェント」メニューを選択します
  2. 「設計書に記載されている△△機能の詳細を説明して」と質問します
  3. 回答と共にPDF上でハイライト表示された根拠箇所を確認します

書き込み権限参加者の手順

1. プライベートスペースに参加する

  1. 作成者から共有されたスペースIDとパスワードを準備します
  2. rokadocにログインし、画面左側のサイドバーにマウスオーバーします
  3. 左下の「+ New Space」ボタンを押下します
  4. 「既存のスペースを追加」パネルに以下を入力します:
    • スペースID: 作成者から共有されたID
    • パスワード: パスワード
  5. 「追加」ボタンを押下します
  6. 参加が完了すると、スペースパネルに新しいスペースが表示されます
  7. スペースパネルから、参加したプライベートスペースを選択します

2. ファイルストアで登録ファイルを確認する

  1. 「ファイルストア」画面を開きます
  2. 登録されているドキュメント一覧を確認します
  3. タグ絞り込み機能を使って、関心のあるファイルを絞り込みます
  4. 各ドキュメントを押下して変換結果を確認できます
  5. 必要に応じて、ドキュメントの編集や削除、タグ付けが可能です

3. 追加ドキュメントを登録する(任意)

検証に必要な追加資料がある場合は、以下の手順で登録します:

  1. スペースパネルを開き、作成したチームに切り替えます
  2. Homeメニューから「ファイルを選択」を押下します
  3. 追加したいPDFまたはOfficeファイルを選択します
  4. 「アップロード」を押下します
  5. アップロードが完了したら、「実行タスクの進捗」で変換状況を確認します
  6. ステータスが「Succeeded」になるまで待機します(数分〜数十分)

4. プレイグラウンドまたはエージェントで検証に参加する

ドキュメント登録が完了したら、実際に検証を開始します:

どちらも同じ使用感ですが、エージェントは原本の確認を厳密に行うことができます。

プレイグラウンドの場合:

  1. 「プレイグラウンド」メニューを選択します
  2. タグ絞り込み機能を使って検証対象を限定します
  3. 「この仕様書での〇〇の処理手順を教えて」のような質問を入力します

エージェントの場合:

  1. 「エージェント」メニューを選択します
  2. 「設計書に記載されている△△機能の詳細を説明して」と質問します
  3. 回答と共にPDF上でハイライト表示された根拠箇所を確認します

効果的なチーム検証のコツ

検証観点の共有

プレイグラウンドのシステムプロンプトを活用して、チーム共通の検証観点を設定:

あなたは経験豊富なシステムエンジニアです。
以下の観点から回答してください:
1. セキュリティリスクの有無
2. パフォーマンスへの影響
3. 保守性・拡張性の考慮
4. 他システムとの整合性
根拠となる箇所を明示して回答してください。

定期的なファイル整理

不要になったファイルは定期的に削除し、スペースを整理してください。これにより検索性能が向上し、誤った情報を参照するリスクを減らせます。

トラブルシューティング

スペースに参加できない場合

  • スペースIDとパスワードが正しいか確認してください

ファイルが表示されない場合

  • 実行タスクの進捗で「Succeeded」になっているか確認してください
  • 変換に失敗している場合は、ファイル形式やサイズ制限を確認してください

検索結果が期待と異なる場合

  • タグ絞り込み設定を確認してください
  • より具体的な質問文に変更してみてください
  • エージェントとプレイグラウンドの両方を試してみてください

まとめ

プライベートスペースを活用することで、機密性を保ちながら効率的なチーム検証が可能になります。権限に応じた役割分担と、適切なタグ付けやプロンプト設定により、高品質な検証活動を実現できます。

API経由での利用を検討している場合は、API経由でrokadocを利用するもご参照ください。

スペースの詳細については、スペースをご覧ください。